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太陽光発電ソーラーシステムとホコリ

 太陽光発電ソーラーシステムは、屋根の上に設置してしまうと基本的にメンテナンスは不要です。ご自身がすることは何もありませんし、設置業者にしてもらうこともありません。ただ、太陽光発電ソーラーシステム自体は、長期間にわたって稼動するといわれていますが、よく疑問に思うのは、「ホコリがついたり、汚れたりして、発電能力が落ちるのではないか」という点があります。

太陽光発電ソーラーシステム表面の汚れ

 JQA(日本品質保証機構)の実証実験の結果によると、太陽光発電ソーラーシステムが何枚か集まってできたモジュールの汚れは、ほとんどの場合雨で流されてます。ただ、油分がシステムのモジュールにしつこくついてしまって、雨程度ではなかなか落ちない汚れなどもあり、そうした特殊な場合には年間で1.0~2.2%くらい発電効率が低下することがあるといわれています。

太陽光発電ソーラーシステムの点検

 通常の住宅が建っている地域では、システムのモジュールに油分が付着することはほとんどありませんが、例えば、車の交通量が非常に多い道路沿いに住んでいる人の太陽光発電ソーラーシステムの表面には、車のオイルなどが付着してしまうこともあるかもしてません。このよごれが積み重なると、システムの発電効率に影響が出ますので、何年に一度かは業者に点検をお願いしたほうが良いといえます。

太陽光発電ソーラーシステムの寿命

 また、太陽光発電ソーラーシステムそのものではありませんが、付属して使用しているパワーコンディショナーは10~15年が寿命といわれていますので、メンテナンスではなく、設置後10年程度で1度点検を依頼し、古くなった場合は新品の部品に取り換える必要があります。

太陽光発電ソーラーシステムの保証期間

 太陽光発電ソーラーシステムの各種機器の保証期間は1年間です。ただし、太陽電池モジュールの出力保証期間は10年となっています。出力保証とは、公称最大出力の公差範囲内の最大許容値から10%以上低下した場合をいいます。太陽光発電ソーラーシステムの期待寿命については、太陽電池モジュールで約20年以上です。つまり、実質的には20年以上は通常使用できるということです。その他の機器については、設計寿命が10年程度の部品が使用されています。

太陽光発電ソーラーシステムの音

 太陽光発電ソーラーシステムでは、設置者が日々行わなければならない操作は、全くありません。太陽光発電システムは、日の出とともに自動的に運転を開始し、日の入りとともに自動的に運転を停止するので煩わしい操作は一切ありません。また、システムに付属するパワーコンディショナーからは、運転時にわずかな音(定格運転時の作動音レベル:約40db程度)が出ますが、エアコンの室外機とほぼ同じ音です。太陽光発電ソーラーシステムのパワ-コンディショナーは日中しか運転しないので、騒音レベルを考えるとそれほど大きな音ではないといえます。

太陽光発電ソーラーシステムの熱等

 太陽光発電ソーラーシステムのパワーコンディショナーは運転中には、熱を持ちますが、万が一、安全な温度を超えた場合は、本体の保護機能が働いて運転を停止します。また、鳥の糞等による汚れがひどい場合には、受光障害によって、太陽電池の発電量が低下するうえ、場合によってはその汚損の著しい太陽電池セルが周囲のセルに比べて温度が上昇することがあり、これはホットスポット現象といって、太陽光発電ソーラーシステムにとっては長期的には好ましくありません。このような場合は、鳥糞が油性であるため、水に中性洗剤を含ませた布で清掃してもよいのですが、屋根の上の危険な作業になるため、販売店に相談するのがベストです。

太陽光発電ソーラーシステムの始まり

 太陽光発電ソーラーシステムは、当初は住宅用に開発されたものではなく、灯台や人工衛星など保守や修理などのメンテナンスが困難な場所の電源の確保を目的として開発されました。

シャープの太陽光発電ソーラーシステム

 シャープの太陽光発電ソーラーシステムは、日本で唯一、世界でも4社しかない独立行政法人宇宙航空研究開発機構(旧宇宙開発事業団)からの認定を受けており、2006年では、150基の人工衛星で発電システムが採用されています。また、灯台用の太陽光発電ソーラーシステムには、古くは1966年に設置された長崎県にある尾上島灯台を始め、現在では1810箇所の灯台に発電システムが設置されるまでに至っています。


太陽光発電ソーラーシステムの期待寿命は20年

 太陽光発電ソーラーシステムの寿命としては、機材そのものを構成するシリコンは半永久的に稼働するといわれています。また、太陽光発電ソーラーシステムの表面は強化ガラスでカバーされているため、腐食することもほとんどありません。この太陽光発電には、可動する部分や振動する部分もありませんから、非常に故障にしくいとシステムといえます。こうしたことから、各メーカーとも太陽光発電ソーラーシステムの期待寿命を20年以上としています。


太陽光発電ソーラーシステムの部品交換

 ただし、太陽光発電ソーラーシステムの期待寿命が20年以上といえども、電力の変換装置であるパワーコンディショナーは10~15年が使用年数の目安とされており、こちらは交換する必要があります。パワーコンディショナーの交換には現状でおよそ20万円の金額がかかりますが、今後、太陽光発電ソーラーシステムの普及率が上昇すれば、部品のコストは下がる可能性があり、15年後の大きな負担になることはないと考えられます。

太陽光発電ソーラーシステムとごみの影響

 太陽光発電ソーラーシステムにごみやほこりが付着することによって発電量に影響はあるのでしょうかごみやほこりが付着しやすい晴天が続き、砂ほこり等が付けば発電量3~5%程度ダウンすることもありますが、ほとんどは雨風で洗い流されるため、その後、ほぼ元の能力に回復します。

太陽光発電ソーラーシステムと少ない影響

 このように、通常の住宅地区では太陽光発電ソーラーシステムに付いた塵などの汚れは降雨で流されるので、掃除の必要はほとんどありません。また、木の葉や鳥の糞などが、部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはありません。ただし、交通量の多い道路への隣接地域では油性浮遊物が付着し降雨だけでは流されない場合があります。しかし、その場合であっても平均的な都市部で汚れによる太陽光発電ソーラーシステムの出力低下はおよそ5%以下の微量なものです。

太陽光発電ソーラーシステムと積雪の影響

 太陽光発電ソーラーシステムの上に積雪があった場合には、太陽電池の発電量は期待できません。傾斜を持たせた太陽電池モジュールアレイ上の、光が届く程度のわずかな積雪であれば、セル部の蓄熱と、周囲の気温上昇により一部の雪が溶け落ちます。一方、積雪量が多く太陽電池に光が届かなければ、発電はまったくできなくなります。このため、豪雪地域の設置では、雪がパネルから滑り落ちる角度で取り付け、積雪以上の高さの高台に設置する等の計画をする必要があります。

太陽光発電ソーラーシステムと影の影響

 太陽光発電ソーラーシステムに影がかかると発電量に影響があるので、なるべく太陽電池に影が掛からないような工夫をすることが重要です。

薄い影(山、ビル、樹木、電柱等の影)

 これらが太陽光発電ソーラーシステムに掛かった場合、発電量が低下しますが、発電量はゼロにはなることはなく、影の部分でも周囲からの散乱光により1/10~1/3程度発電します。

落ち葉など不透明な物体

 これらが太陽光発電ソーラーシステムの表面に貼りついた場合、その物体により遮られる光の量による発電量の低下以上に太陽電池の発電量は低下します。長期間こうした状態が続くと、光の遮断された部分のセルが高温となって特性が低下するホットスポット現象が発生する場合もあるので、早めのメンテナンスが必要になります。

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