ピアノ講師が使うグランドピアノ
音楽教室のピアノ講師はグランドピアノを使って生徒にピアノを教えています。グランドピアノの音色は、奥行きが深く、尊厳な音をかもし出すため、「ピアノの中のピアノ」といわれています。グランドピアノは、地面と水平にフレームと弦が配置されており、その弦は奏者の正面方向に張られた構造となっている大型の楽器です。グランドピアノの特性を十二分に発揮するためには、小さな部屋ではなく、充分に音の共鳴が得られる天井の高い広い部屋に設置する必要があります。
グランドピアノの種類
一口にグランドピアノといっても、大きさが一定サイズと決まっているわけではなく、いくつかの種類があります。それは、ピアノの製造業者やモデルによって若干の違いはありますが、一般的に大きく分けると、「コンサート・グランドピアノ」(全長2.2~3m)、「パーラー・グランドピアノ」(全長1.7~2.2m)、さらには、これよりも小さい「ベビー・グランドピアノ」の3種類に分けることができます。最も小さなベビーグランドピアノは、ピアノメーカーであるゾーマー社が特許取得をしているので、他のピアノメーカーが同じようなものを製作することはできません。
グランドピアノの音の性質
音の原理から考えると、ピアノの場合には、他の条件が同じであると仮定すると、長い弦を張ったピアノの方が音の響きがよくなりますが、弦のインハーモニシティ(非調和性)が低くなることになります。したがって、短いグランドピアノでは、弦が短く、太く、固いため、インハーモニシティが高い傾向になるといえます。また、弦が長いコンサート・グランドピアノでは、弦長があるため、短いピアノよりも自由に振動できるため、ピアノの倍音が理想に近い音質となります。
グランドピアノの使われ方
最も長いフルサイズのコンサート・グランドピアノは、音楽専用ホールの演奏などで使用されているほか、ピアノ講師のグレード資格試験でも使用されています。小型のグランドピアノは、ヤマハやカワイといったピアノ音楽教室や、一般ではかなり大きな部屋がある家庭などで使用されています。