認定看護師とは
看護師の中でも向上心旺盛な人は、認定看護師に挑戦している人もいます。認定看護師とは、わかりやすくいうと、「特定の看護分野で、すばらしく知識と技能を有している看護師」といえます。つまり、認定看護師は、日本看護協会が定めている「認定看護師認定試験」に合格した看護師のことで、これは17分野のうち特定の専門的な看護分野において、卓越した看護実践のための知識と能力を持っていることが認められた看護師のことをいいます。この認定看護師は、平成20年現在において、全17分野でトータルしても4,458名しか全国にいないという極めて専門性の高い能力を有している看護師です。これは、現在、看護師の数が約80万人いることから考えても、どれほど取得するのが困難な資格かがわかります。
認定看護師の更新
日本看護協会が実施する認定看護師認定試験に合格すれば「認定証」が交付されますが、それで一生涯にわたって認定看護師としていられるわけではなく、認定看護師としての質を保持するための仕組みとして、「5年ごとに更新審査」を受ける必要があります。
認定看護師の役割
認定看護師は各専門看護分野において、次に掲げる役割を担っています。
1:特定の看護分野において、個人・家族または集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する(実践)。
2:特定の看護分野において、看護実践を通して他の看護職者に対し指導を行う(指導)。
3:特定の看護分野において、看護職者に対しコンサルテーションを行う(相談)。
認定看護師の認定看護分野
認定看護師の認定看護分野は、次のとおり17種類となっています。
救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケア、透析看護、手術看護 、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、小児救急看護、認知症看護
認定看護師試験の受験資格
認定看護師試験を受験するためには、次に掲げる資格をすべて満たしている必要があります。
1 日本国の保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許を有すること。
2 保健師、助産師及び看護師の資格取得後、実務経験が通算5年以上であること。そのうち通算3年以上は特定の認定看護分野の実務経験をしていること。
3 日本看護協会が認定した「認定看護師教育課程」を修了していること。又は、外国において同等と認められる教育を修了していること。