イラストレーターの実力不足
アマチュアで絵を描いている人のうち、プロのイラストレーターを目指している人に共通しているものは、絵を描く実力そのものが不足しており、さらには、何が何でもプロになりたいという強い決意と情熱が不足していおり、プロのイラストレーターとして飯を食っていくということをかなり甘く考えているのが目立ちます。絵が好きなだけや、少々、絵が上手なだけでは、生計を立てていけるイラストレーターになることはできないという現実をしっかりと認識しておく必要があります。
イラストレーターとして伸びるためには
少し視点を変えてみると、伸びている会社というものは、どこでも商品に対してのお客様からの苦情や批判を大切にしているという共通点があります。こうした会社では、専門の部署を設けてまで商品への苦情をくみ上げており、これを次の商品開発や販売戦略に生かしています。今後、伸びていくイラストレーターにも同じことが当てはまります。自分の作品に対して批判を受けると、こいつには作品を見る目やセンスがないとか、自分のことを嫌っているから批判をしているなどと考えていると、本来、伸びるかもしれない才能をそこで遮断してしまうので、イラストレーターとして成功することも見込めません。
イラストレーター仲間の評価
プロを目指しているイラストレーターは、仲間内で少しでも自分の作品を評価してもらうと、すべてまともに受け止めてしまうことが多く、自分にはイラストレーターの実力があると有頂天になりがちです。これは大きな間違いであり、まだまだ実力のないイラストレーターの卵同士の評価には、かなりの部分におべんちゃらが入っていると考えて間違いありません。アマチュアのイラストレーターの仲間内で褒め合っているのと、プロのイラストレーターとして作品が通用するか否かということは全く別次元の問題です。
イラストレーターの作品への批判
伸びていくためには、こうした評価よりも、むしろ、自分のイラストを徹底的に批判してくれる人の声に耳を傾ける必要があります。経験を積んだ人の批判は、商業イラストレーターとして足らない点を言い当てていることが多いからです。また、作品の批判をしてくれるということは、イラストレーターとして伸びる要素があるから行うのであり、伸びる見込みのない人に対しては、批判を行うこともありません。
プロのイラストレーターになる努力
当然のことですが、イラストレーターの仕事は趣味のお絵かきの延長線上にはありません。好きなことを仕事にできれば楽しいものではありますが、それには、プロの仕事としてそれ相応の苦労が伴うものです。というのも、プロのイラストレーターの世界は、絵が大好きで、何が何でもプロとしてやって行きたいという強い情熱を持った人がひしめき合っている厳しい競争に常にさらされています。そこでは、イラストを描く基礎的な力、発想力、技術力、情熱、こうしたものが人並みでは、決してプロのイラストレーターにはなれないのです。人並みの実力や努力している人などはごまんとおり、さらに、血のにじむような努力をしたほんの一握りの人間だけがプロのイラストレーターとして成功しているのです。
プロのイラストレーターへの道が開ける
いつの時代においても、あの程度なら自分も描けると評論するアマチュアの人がいますが、「あの程度」の作品が使用されているプロのイラストレーターは、日本中どこを探してもいません。商業デザインとして使用されているイラストには、使われている理由があるからです。単に絵として評価するだけなら上手いけれど、商業デザインとしては使いづらい、イメージが悪く利用用途がないなどということはよくあることです。心から自分がプロのイラストレーターとして成功したいと強い思いがあるのであれば、他人からの批判を真摯に受け止め、自分のイラストの足らない部分は何かを常に考え続け、寝る間も惜しんで描き続けることが必要だといえます。